帰ってくるのは1%の奇跡!千歳川で泳ぐ、サケの力強さを見る水族館【北海道千歳市・サケのふるさと千歳水族館】

美味しく食べているサケ、泳いでいるの見たことないな。調べていると、実際に川を泳いでいる姿が見られる水族館を見つけました。場所は北海道。サケのふるさと千歳水族館へ行ってきてので、ご紹介します。

サケのふるさと千歳水族館は日本で唯一、川の中を泳ぐサケをそのまま観察できる水族館です。名前のとおり、サケに特化した展示内容には興味をそそられます。他にも体験型の展示、地域の特色を観察できる展示も魅力です。

一歩外へ出れば千歳川。いつからこうして水を流しているのたろう。永い年月、決して乱れることのない、堂々とした水の流れに見入ってしまうロケーションです。

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!

【周辺環境】千歳水族館を目指しながら、一級河川・千歳川を楽しむ

千歳水族館は、最寄りのJR千歳駅から徒歩で15分ほど。タクシーを利用するか悩みどころです。

マップを確認し、気持ちよさそうな千歳川沿いルートを徒歩で行くことにします。

初めて見る千歳川の河川敷には、季節の草花が多い茂っています。普段いる場所とは違う毛色の植物は、目に新鮮で網膜が喜びます。

地域の生活に密着している一級河川、千歳川を流れる水の流れを眺めながら歩く。すると、遠くから乾いたエンジン音が「ゴォォォォ=====3」と南の方から聞こえてきます。どこだろう、と所在なく見上げる。またたく間にエンジン音は大きくなり、腹に振動が伝わってくる。バリバリと空気を割る音に変わり、あっという間に頭上を駆け抜けます。

空想のドラゴンが叫んでいるような爆音の主は、一瞬で上空を駆けて抜けて行きました。あまりにも瞬間的な出来事であったが、飛んでいったのはどうやら戦闘機だったようです。他にも新千歳空港へ向かう飛行機も飛び交っている、にぎやかな空です。

【水族館内】コスパ高く、サケについて学べる

受付で入場料800円を支払います。年間パスポートは1,500円のようです。年に2回以上訪れることがあれば、よりお得です。

中に入るとエントランスホールより、左右に別れています。まずは下りの暗い方のスロープから、サーモンゾーンへと向かいます。

サーモンゾーンで、サケの種類を見る

廊下に投影されたサーモンに期待が膨らみます。

スロープを降りた先、右手には広い空間が広がっています。早速サケとのご対面!大きさの違う水槽は、サケの生育度合いで別れているようです。

突然変異で色素が無くなったアルビノニジマス。

お兄さん、お姉さんシロザケ。

いつもお世話になってます!と言いたくなります。ニジマスだったかな?サケとニジマスに明確な区別がないと、この日に初めて知ったことは内緒です。

大水槽はいつまでも観察ができます。サーモンゾーンを楽しんだら次は、支笏湖ゾーンへ進んでいきます。

支笏湖ブルーに目を奪われる

実際の支笏湖は、透明度が高く「支笏湖ブルー」と称されるほど水の青さが強調されます。支笏湖ゾーンの水槽は、支笏湖ブルーの映像を水槽内に投影させ、青さを再現しています。

ヒメマスでしょうか。これまでの水族館で見た記憶がないです。

支笏湖ブルーの中で泳ぐ姿を観察できます。

1994年の開館当初から泳いでいる、千歳水族館の長老様に会えます。挨拶を済ませたら、次は体験ゾーンへ進みます。

体験ゾーンで、生物に遊んでもらう

チッチプールの水温は11℃。長時間は手をつけていられなかったです。

間近に泳ぐ生物たちと触れ合うことが出来ます。

ドクターフィッシュに手をキレイにしてもらったり。

水鳥に遊んでもらえたら、次は水辺の生き物ゾーンへ移動です。

水辺の生き物ゾーンで、つられて眠くなる

水辺に生きるアメリカミンク、この時はスヤスヤと寝ていました。

無防備な手が愛らしかったです。他にもサンショウウオなどを観察したら、スロープを下りながら千歳川ロードへ移動します。

千歳川ロードで、水域による生物の違いを知る

千歳川ロードでは、3つの水槽をで違う水域の観察ができるようになっています。

マスが目の前で泳いでいます。

様々なウグイが見れたり。

水槽の底に生える海藻を食べるシーンも見れます。千歳川の生物を観察した後は、世界の淡水魚ゾーンへ移動です。

世界の淡水魚ゾーンでは、その名通り千歳川以外の淡水生物を観察できます。

コイが目の前まで泳いできてくれます。

トビハゼが歩いているのは、いつも不思議に感じます。

水辺のエリアでは、ガラス越しでないカメレオンを観察できます。

まさか、千歳川水族館でカメレオンを間近に見るとは思ってませんでした。

おなじみのあいつも、存在感出してます。

壁に沿って、いくつのも水槽が並んでいます。

ピラニアさんは相変わらずの迫力です。

デカイ淡水魚は、いつ見てもロマンを感じます。

メガロドラスは始めてみた気がします。大きさとゴツゴツとした造形は、印象に残りました。温和な性格のようで、他の大型淡水魚とゆったり泳いでいる姿は、優雅で美しく感じました。

大型のナマズも観察できます。ここまで、相当な数の生物を観察してきました。そう、ここはサケのふるさと千歳水族館にいるのです。まだメインイベントに辿り着いていません。次はいよいよ、千歳川水中観察ゾーンへ移動です。

地下2階へ向かうスロープを進みます。

さらに降りていく階段の先が、水中観察ゾーンです。

水中観察ゾーンは窓がいくつも並んでます。ボランティアの方々が、サケの説明をしてくれます。

窓から千歳川の中を実際に見られる、日本唯一の水族館です。

窓から見上げると、千歳川が流れているのを分かります。

訪れた時は大量のマスが窓の近くを泳いでました。写真奥の川底にサケがいるのを確認できます。時期が合えば、窓の風景がサケでいっぱいに埋まるそうです。見てみたい。

千歳川の中を見ているのは不思議な感覚です。水中観察ゾーンの次は、2階の学習ゾーンへ移動します。

学習ゾーンで、サケ増殖事業の歴史を知る

1階へと戻り、今度は2階へと続くスロープを登っていきます。

学習ゾーンに入ると、ヘビや亀が出迎えてくれます。

学習ゾーンは壁の色が濃く、展示パネルが自然と目に入ってくる空間です。

サケ増殖事業の歴史を知ることが出来ます。千歳川に帰ってくるサケは、僅か1%しかいないのは驚きです。千歳空港の発展にサケが関わっているのを知り、更に驚きました。

アイヌ文化との繋がりも知ることが出来ます。

ハイ出ましたチタタプ!!

いつだかサケの皮で作られたジャケットを見たのを思い出しました。

秋の風物詩、インディアン水車によるサケ捕獲も見られる

学習ゾーンからそのまま外に出ることが出来ます。タイミングが合えば、インディアン水車によるサケの捕獲を見学することが出来ます。

千歳水族館は、道の駅サーモンパーク千歳に隣接。広い公園になっていて、散策が気持ちいいです。

水族館を楽しんだ後、千歳川を眺めるのも楽しいです。

【また行きたいレベル】★★★★☆ 水族館内も施設の外も充実している千歳水族館

千歳川で泳ぐサケの力強さを感じられる、唯一無二の水族館です。千歳川と支笏湖の生物を中心に、淡水魚を観察することが出来ます。サケに関連する産業の歴史を知り、千歳川を臨む周辺環境も楽しめる、素晴らしい水族館です。何気なく食べているサケの事を知り、美味しくいただける感謝の気持ちが大きくなりました。今度はサケの美味しいシーズン、秋〜冬にかけてまた訪れたいです。

サケのふるさと千歳水族館の入場料・アクセスなど

【施設名】
サケのふるさと 千歳水族館

【入館料】
大人:800円/高校生:500円/小・中学生:300円/乳幼児:無料

【開館時間】
通常営業時間:午前9時00分から午後5時まで
冬季時短営業:午前10時00分から午後4時まで

【アクセス・連絡先】
〒066-0028
北海道千歳市花園2丁目312
TEL.0123-42-3001

この記事を書いた人

大橋哲郎 / 海と人をつなげる編集者
大橋哲郎 / 海と人をつなげる編集者OH! OCEAN 編集長
海をキレイにしたくて、ライティングやWebディレクションやコンテンツ制作をしています。
#海と関わる生き方 #海の仕事 #海をキレイに #Webライティング #Webサイト制作 #コンテンツ制作 #地球温暖化防止コミュニケーター #環境問題 #宣伝会議 第43期 #編集・ライター養成講座

Leave a Reply

CAPTCHA