海に貢献したいけど何から始めたらいいかわからないときは、身の回りにあるプラを違うモノに代える【水回り編】

プラスチックを選択しない生活って、海に貢献出来る一番身近な方法じゃないだろうか。そんなスタイルってかっこいいんじゃない?身の回りのプラスチックをどんどん入れ替えてみよう!手始めに台所掃除用の洗剤ボトルから!っていうお話です。

海に貢献したいけど問題が大きすぎる問題

海が好きで海に対して何か出来ることはないか、知れば知るほど問題の大きさを目の当たりにして一体どこから手を付けていけばいいのやら…。 この記事を読んでくれている皆様も、似た内容でどうしたもんかと考えている人もいるのではないでしょうか。

筆者もそうです。普段は海や環境とは遠いの仕事をしています。海へ行ったときのゴミ拾いだけでなく、何かしら海のために出来ることはないか自問自答の毎日です。

目の前にあるプラから考えてみる

そんな事を考えていたある日、ふと部屋を見回したとき、目に入ってくるプラスチックが気になり始めました。目の前にあるプラはどこまで必須だろうか、と。

手始めに台所周りをチェックしたところ、気になったのはこんなアイテムたちだった。

  • 食器洗剤ボトル
  • 水回り洗剤ボトル
  • 食器スポンジ
  • 排水口キャッチの網
  • 三角コーナーの網
  • 排水溝掃除用のブラシ

こうして見ていくと結構あるなと実感しました。この中アイテムたちの交換時期に、プラスチックを含めない選択をしていくことにしました。

洗剤を、海に負荷をかけない重曹に代替

台所の水回りが汚れてきていたので、今回は水回り掃除に使う洗剤ボトルを考えてみます。水回りの洗剤はプラボトルに入っている。液体なので致し方ないのでしょう。液体でないアイテムで落とすことは出来ないのか? 重曹はいかがなものだろうか。重曹自体は安価で環境負荷も少ないアイテムです。成分的なことを言えば、アルカリ性なので酸性の食品汚れやカビなどを落とすにはもってこいです。で、実際にやってみます。

用意するもの

  • 汚れた水回り
  • 重曹
  • キッチンペーパー
  • 手肌が弱い方はゴム手袋もあったら安心です。

進め方

  • 水回りを水で流す
  • 重曹を振りかける
  • キッチンペーパーで湿布して浸け置き状態にしておく
  • ゴシゴシそのまま磨いていく

バッチリきれいになりました。
ただ、いくつか疑問がありました。何を今さら、っていう内容かもしれないですが、自分の疑問 と調べたことは誰かの役に立つので、いくつかまとめておきます。

Q:重曹はなぜ汚れが落ちる?
A:重曹はアルカリ性なので、酸性の汚れを中和します。具体的には油汚れ、食材汚れ、焦げ付きなどに有効です。浸け置きや湿布をすることで汚れが浮かんでくるので、スルッとキレイになります。また、生ゴミにふりかけておくと消臭効果も発揮してくれます。

Q:重曹だといまいち泡立たないけどいいの?
A:先に書いたように「中和」をしてくれるので、泡立ちはあんまり考えないでもよさそうです。

Q:重曹でステンレスの水回りこすると傷つかない?
A:重曹の粉は柔らかいので、それよりも硬いステンレスに傷がつくとは考えにくいのですが「絶対」に傷つかないことでもなさそうです。筆者はガシガシこすってますが特に気にならないです。これから試す方は念のため目立たないとこで試すことをおすすめします。

Q:重曹のコスパは?
A:お財布に優しいです!

Q:重曹を使うと海への貢献になる?
A:もともと自然界に存在し、環境と人体に与える影響はほとんど無いです。そのまま流しても海を汚すことが無いです。また、合成洗剤のプラボトルが必要なくなるので、重曹を選択することは、成分と容器、両方の点から海への貢献となりそうです。

プラスチックとの付き合い方を見直す

プラスチックのすべてが不要というつもりはありません。実際、このサイトを制作するのに必要なPCにも大量のプラが使われていると承知しています。医療などでもプラがあるからこそ現在の高度な医療を享受できています。言いたいのはプラとの付き合い方を考えて行く必要があるのではないかということ。 他のアイテムについても、少しづつ見直していこうと思います。

この記事を書いた人

大橋哲郎 / 海と人をつなげる編集者
大橋哲郎 / 海と人をつなげる編集者OH! OCEAN 編集長
海をキレイにしたくて、ライティングやWebディレクションやコンテンツ制作をしています。
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