深海の世界を見に行ったら、3億5000万年前と変わらぬ姿のシーラカンスに出会えた!【沼津港深海水族館の見どころ】

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沼津に行ったらシーラカンスに会おう!沼津市は静岡県伊豆半島の付け根に位置し、駿河湾に面している地域。沼津駅から2.5キロほど南下した場所に、「沼津港深海水族館」がある。

「深海が、いのちの謎を解く。」をコンセプトに、3億5000万年前から生息しているシーラカンスと、最深2,500mの駿河湾に生きる深海生物が紹介されている。

―生命とは?進化とは?

ふらっと立ちよれる規模ながら、どっぷりと深海を感じられる展示方法が魅力的だった。
沼津港深海水族館でどんな生き物と出合えたのか、ここでは、沼津港深海水族館に行ってみた感想とレビューをまとめてみようと思う。

※この記事で使用している写真は、館内スタッフの許可を得て撮影・使用させていただいています。

沼津港深海水族館の基本情報(アクセス・入場料など)

【施設名】沼津港深海水族館

【開館時間】通常営業時間 10:00〜18:00(最終入館は閉館30分前まで)

【休館日】年中無休(1月メンテナンス休業あり)

【入館料】大人 (高校生以上) ¥1,600/こども(小・中学生) ¥800/幼児 (4歳以上) ¥400
※65歳以上の方、100円引き(証明書が必要)
その他にも障害者割引、団体割引、年間パスポートもあるようです。

【アクセス・連絡先】

〒410-0845 静岡県沼津市千本港町83番地
Tel: 055-954-0606(平日10:00~18:00)

沼津港深海水族館は、JR東海道線「沼津」駅からバスで15分。
車だと東名沼津ICから30分ほどで到着。

f:id:oh_ocean:20190520142910j:plain沼津港深海水族館は、港八十三番地の中にある。エントランスは、写真左奥に見えるところ。

エントランスを入るといきなり深海にいるような錯覚に。。

沼津港深海水族館の見どころ

まるで深海!怪しげな照明とこだわりの展示!

入り口を入ると、突然の暗闇と青い光。深海魚の動きはゆっくりなので、他の水族館とは違った雰囲気も見どころです。
深海は浅い海に比べて光が少なく、暗いところ。そんな雰囲気も、照明などを駆使して体感できるような工夫がされている。

f:id:oh_ocean:20190520142916j:plain浅い海と深い海にいる生物がとなりあわせで展示されているエリアからスタート。生活環境による生物の違いがひとめで分かる。

f:id:oh_ocean:20190520142924j:plain浅い海のメゴチ。

f:id:oh_ocean:20190520142931j:plain深い海のベニテグリ。メゴチと同じ仲間なのに違う形を確認することが出来る。

f:id:oh_ocean:20190520142938j:plain浅い海のヤドカリ。

f:id:oh_ocean:20190520142944j:plain深い海のヤドカリ。浅い海のヤドカリと形がぜんぜん違う。

f:id:oh_ocean:20190520142950j:plainサンゴも、浅い海と深い海では全然違いがあるようだ。

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まるでアート。深海のサンゴは、1cm成長するのに何十年もかかるんだって!

f:id:oh_ocean:20190520143003j:plain自分も深海にいるような雰囲気を楽しめるこだわりの演出。

f:id:oh_ocean:20190520143010j:plain深い海だとゆっくりとした動きの生物が多い。

f:id:oh_ocean:20190520143016j:plainキミもいたんだね!

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普段の生活では見ることがないみんなは本当に表情豊か。

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大迫力の大きさ!

・普段はお目にかかれない駿河湾ならではの貴重な生物展示!

深海の環境は地上とは大きく異なるため、飼育も難しいらしい。ただ、沼津港深海水族館はノウハウがあるため、私達は滅多に見ることができない貴重な生物も展示できているとのこと。見慣れない生物、見慣れない光景が目白押しだ。

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子供たちはめずらしい展示物を、大人は分かりやすくまとめられたパネル解説を読もう!

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長いイリシウム(頭から出ている長いやつ)が特徴的なクロツノアンコウの貴重な標本。

 

f:id:oh_ocean:20190520143049j:plainこの独特な雰囲気。ゆらゆら揺れているのを見ているだけで面白い。

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あ、絶好の隠れ家のようで。

f:id:oh_ocean:20190520143102j:plainなんか・・・

f:id:oh_ocean:20190520143108j:plain見とれてしまった・・・サケビクニン。

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貴重なメンダコもいた!(撮影禁止でしたのでパネルのみ)

f:id:oh_ocean:20190520144035j:plainなんだこいつ。どうしてそういう形になったの?不思議が止まらない深海生物

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普段は見れない形のカニたち。

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突然のプラネタリウム(海バージョン)!

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泳いでいる魚たちの発光でした。スゴイ。。。

3億5000万年前から生息している本物のシーラカンス5体!

生物の進化とは?

剥製が3体・冷凍保存が2体、合計5体。3億5000万年前から生息しており、かつては100種類ほどいたと言われている本物のシーラカンスを間近に見ると、その問について考えずにはいられませんでした。

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シーラカンスは何度も大量絶滅の危機を乗り越えてきたようだ。

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早速シーラカンスとご対面。これが本物か~

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発見された当初の貴重な資料たち。

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この日はDEEPな特別展示もやっていた。

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読みやすい!
あふれる知識!

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ウミグモの臓器は脚の中に入っているらしい。進化の仕方は実に多様だ。

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発光するエビの仕組み。

f:id:oh_ocean:20190520144203j:plain動画による検証動画も分かりやすい。スタッフさんの悲鳴が聞けた(笑)

f:id:oh_ocean:20190520144212j:plain分かりやすい展示。これどのくらいかかったのかなぁと想像しながら。

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シーラカンスの歴史。

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いよいよ!

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ご対面!すごい迫力!ぐるっと回って見てみよう。3億年前ってどんな世界だったの?教えてほしい。

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しっかりと冷凍されています。

まとめ:生命とは?進化とは?ワクワクが止まらない博物館!

海のことをもっと知りたくて訪れた沼津港深海水族館では、深海にいるような疑似体験ができたり、太古からの生物を知ることができた。
海のことや生物のことをもっと知りたくなる博物館、ぜひ。

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この記事を書いた人

大橋哲郎 / 海と人をつなげる編集者
大橋哲郎 / 海と人をつなげる編集者OH! OCEAN 編集長
海をキレイにしたくて、ライティングやWebディレクションやコンテンツ制作をしています。
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